メンヘル系日記

トメちゃんは一時期、心療内科に通っていた事があります。

ほんの少しですが、

腕を切ったり、足を切ったりした事もあります。

脳波を取られて、

正常じゃないけど異常じゃない、と言われました。

出口のない迷路をぐるぐる、ぐるぐる、

していたように思います。

処方されたお薬では何も変わらず、

やはり病気ではない訳だから、

このモヤモヤは

もうこのまま持って生きていくしかないんだなぁ、と。

ある時、ヒプノセラピーというものを知り、

色々な縁がトメちゃんをそこに導いていると気付き、

受けてみる事にしました。

そうして３～４回通った頃、

ふと、悩みがなくなってしまった事に気付きました。

なんというか、目に見えないもやもやが、

綺麗に晴れ渡って、

今の自分なら何でも出来るぞ！

という不思議な高揚感がありました。

それからもう随分経ちますが、

あの頃のような深く深く沈む自分は現れなくなったと思う。

トメちゃんは今でも、

ヒプノに通って良かったなぁって思うのです。

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そこは居心地の良い場所でした。
小さくて暗くて狭い。

そこでは誰も自分を傷つける事は出来ない。
ひっそり息をして見つからないように膝を抱える。
楽しみもないけれど、苦しみもない。

そんな場所でした。

誰も傷つける事は出来ないはずなのに、
いつでも怯えていたのはどうしてでしょう。
楽しみを失ったはずなのに苦しいのはどうしてでしょう。

その場所は、長く留まるにはあまりにも寒い場所。
体温はどんどん奪われて、気付かぬうちに凍えてしまう。

誰も寄せ付けないその場所に温もりなどあるはずもなく。
低下した体温では自分を暖められるはずもなく。

安住だったはずの場所には霧がかかり、迷いばかりが自分を覆う。
抜け出せない迷路。
諦めたはずなのに諦めきれない自分がいる。
諦めていないからもがいて、苦しんでる。

それでも住み慣れた場所。
その場所の中からなんとかして何かをつかもうとしてる。

出ておいで。そこから。
そこにはもう充分長くいたでしょう。充分過ぎるほどいたでしょう。
そこには何もないよ。つかむべき物は何もないから。
また探そうよ。失った色々を。信じて欲しがればいいと思うよ。

外は暖かく、優しい。
霧は晴れて、温もりと穏やかな風が吹いてる。

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ヒプノに行かなくなって、

二年前の９月に書いた文章。

本当に、あの霧の中はとても寒くて寂しい場所でした。

トメちゃんはうつ病ではないから、

そういった人の辛さや苦しみはわからないけれど、

うつでなくても苦しんでいる人、

きっとたくさんいるんじゃないかな。

今の時代、

あなたはあなたのままでいいよ、

そう言って育ててくれる環境はあまりに少なく、

傷を負って小さく小さくなっている人が

とてもたくさんいると思います。

新しく生まれてきた子達には

たくさんの愛情を注いであげてほしいです。

同じように、

頑張るママさんやパパさん達も、

自らを認めてあげて、

今日も頑張ったね、って自分を褒めてあげてほしいです。